フリマアプリの活用

フリマアプリ 

フリマアプリとインターネットオークションの違い

・インターネットオークション: 出品者が設定した初期価格に基づき、入札者が競り上げる形式。(固定価格出品も可能)

フリマアプリ: 出品者が設定した販売価格で購入者がそのまま購入できる仕組み。

決済の仕組み

フリマアプリでは、エスクローサービスを提供しています。

購入者は商品代金を事前に支払います。

代金は一旦フリマアプリ提供事業者が預かります。

購入者に商品が無事届いたことが確認されると、事業者から出品者に代金が支払われます。

日本におけるフリマアプリの歴史

2013年: 若年層の女性を中心に人気が急上昇。

2014年以降: 利用者の中で女性の割合が男性よりも高い傾向が続いています。

アメリカにおけるフリマアプリの歴史

初期の市場: CraigslistやeBayが市場を独占。

2010年代後半: これらのサービスがモバイル対応を完全に実現していないと指摘される中、Letgoなどの新規フリマアプリが参入し、競争が激化。

フリマアプリの選び方

フリマアプリは種類が豊富にあるため、どれを使えばいいかわからない人もいるのではないでしょうか。

そこで、自分に合ったフリマアプリの選び方を紹介します。

出品アイテムが売れやすいか

まず押さえておきたいのが、売りたいアイテムが売れやすいかどうかです。

フリマアプリによって、売れやすいアイテムは変わります。

例えば、人気メーカーのスニーカーならスニーカーダンク、トレーディングカードならmagiなどです。他にも、利用者数が多いメルカリやYahoo!フリマ、楽天ラクマも、売れやすいフリマアプリだと言えます。

実際に売れやすいかを確認するには、各アプリで検索してみるのがおすすめです。

販売手数料が安いか

販売手数料はアプリによって違います。

例えばメルカリは10%ですが、Yahoo!フリマは5%です。また、モバオクのように月額料金がかかる代わりに、手数料が無料になっているアプリもあります。

販売手数料が高いと、売れたときの手取りが少なくなるため、販売手数料が安いアプリで売るのが理想です。

とはいえ、販売手数料が高いメルカリが使われているのは、利用者数が多く、出品したアイテムが売れやすいからだと考えられます。

そのため、まずは販売手数料が安いYahoo!フリマなどで出品し、売れなかったらメルカリを利用するというのもおすすめです。

なお、複数のアプリで同時に出品するのは禁止されています。

簡単に出品・発送できるか

フリマアプリは、出品や発送の手間がかかることがデメリットです。出品時は写真を撮影して商品の説明を丁寧に書かなければなりません。発送時も梱包して郵送する必要があります。

そこで、出品や発送の負担を減らすための工夫がされているアプリがおすすめです。

例えばメルカリでは、一部のジャンルのアイテムは、バーコードを読み取れば商品情報が自動で入力される機能があります。

また、発送に関しても、宛名を書かずに送れる方法を採用しているアプリが多くあります。

トラブルへの対策が講じられているか

フリマアプリは個人間の売買なので、トラブルが発生するリスクもあります。

そのため、アプリ側のサポート体制も確認しておきましょう。

また、住所や名前など個人情報の流出が心配な人もいるのではないでしょうか。

アプリによって発送方法は異なりますが、メルカリやYahoo!フリマ、楽天ラクマなら匿名での発送ができます。購入者に名前や住所が知られないため、個人情報が伝わることが原因のトラブルは心配ありません。

売上金の受け取り方法が選べるか

売上金の使い道にも、アプリによってさまざまな違いがあります。

ほとんどのアプリは銀行に振り込んでもらえますが、出金手数料がかかることがほとんど。そこで注目したいのが、銀行振込以外で売上金を使えるかどうかです。

例えば、メルカリならメルペイ、楽天ラクマなら楽天キャッシュへのチャージ、Yahoo!フリマならPayPayへのチャージなら手数料がかかりません。

普段自分が使っているサービスとの相性もチェックしてみましょう。

利用者数が多いか

いくらいいアイテムを出品しても、欲しいと思う人がいなければ購入してもらえません。

そこで注目したいのが利用者数です。メルカリやラクマなど、利用者数が多いアプリを使うことで、売れる確率も高くなります。

また、トレカはmagi、スニーカーはスニーカーダンクのように、特定のジャンルのアイテムを扱うアプリに出品するのも、売れやすくなる方法のひとつです。

フリマアプリを利用するメリット

フリマアプリを利用することで、どんなメリットがあるのでしょうか。

誰でも簡単に出品・利用開始できる

フリマアプリでの出品は、スマホがあれば出品から入札まで完結するため、誰でも気軽に利用開始できます。

写真撮影や商品説明はフリマアプリのチュートリアルなどに沿って進めるだけなので、特別な資格などは必要ありません。

フリマアプリによって出品できない商材などもあるので、事前に確認しておくといいでしょう

買取より高く売れることも

使わなくなったアイテムを売る方法として買取も挙げられますが、フリマアプリの方が高く売れる傾向にあります。

買取の場合、買取業者は中古品として販売するために買取るので、販売価格よりも安い金額になります。一方で、フリマアプリなら業者を仲介しないので、買取業者が販売している金額で売れる可能性があります。

フリマアプリは売れ残る可能性もありますが、高く売りたいならフリマアプリを試してみるのがおすすめです。

匿名で売買できる

多くのフリマアプリは、匿名での販売が可能です。

発送の際も匿名で送れるので、氏名や住所などの個人情報が相手に伝わることはありません。加えて、相手の宛名を記入する手間もかからないため、手軽さも魅力です。

ただし、配送方法によって匿名で送れるかが決まるため、事前にどの配送方法なら匿名で送れるかを確認しておきましょう。

幅広いアイテムが売れる

フリマアプリは、買取業者が扱っていないようなアイテムでも販売できます。

例えば、化粧品の空き容器やラップの芯、松ぼっくりなど、幅広いアイテムが売買されています。

いつもなら捨てていたものが販売できる可能性もあるので、いろいろ検索してみてくださいね。

サポート体制が整っている

フリマアプリは個人間でのやり取りになりますが、サポート体制が整っているので安心して利用できます。

基本的に、金銭のやり取りは、フリマアプリが仲介しています。購入者が現れると、入金を確認してから発送するため、支払いされないというトラブルはありません。また、何かしらのトラブルが発生すると、フリマアプリが仲介してくれるケースがほとんどです。

アプリによってどのようなサポートをしてくれるかは違うので、利用前に確認しておくことをおすすめします。

利用前に知っておきたいフリマアプリのデメリット

手軽に不要品を販売できるフリマアプリですが、デメリットもあります。

利用の際は、デメリットも把握しておきましょう。

手数料や送料がかかる

ほとんどのフリマアプリは、販売手数料や出金手数料がかかります。また、売れた商品を発送する際の送料もかかります。

例えばメルカリは販売手数料が10%です。つまり、1万円で販売できた場合、手数料の1,000を引いた9,000円が売上となります。加えて、送料もこの9,000円から引かれるため、ものによっては1万円で販売したのに利益は8,000円以下になってしまうケースもあります。

売る商品が大きくて重くなるほど、送料が高くなるため、ものによってはフリマアプリより買取を利用した方がお得です。

出品時には、手数料や送料を加味した金額を設定し、場合によっては買取の利用も検討することをおすすめします。

出品や梱包に手間がかかる

フリマアプリの面倒なところが発送作業です。

ダンボールや封筒などを用意しなければならず、壊れやすいものには梱包材を使わなければなりません。自宅に梱包する用品がなければ、購入する手間もかかります。

フリマアプリは一品ずつ出品することが多いので、売れるたびに梱包しなければならず、面倒に感じる人も多いと思います。

一方で、買取専門業者に依頼すれば、無料で梱包キットを送ってもらえたりするので梱包材の購入は不要。売りたいアイテムをまとめて梱包できるので、フリマアプリより手間は少なく済みます。

梱包が面倒という人は、買取業者を利用するのも選択肢のひとつです。

売れ残る可能性がある

フリマアプリは、出品すれば必ず売れるわけではありません。

長期間売れ残っている商品も多く、その間に商品の需要がなくなったり、価値が下がったりすることも考えられます。

特にシーズンが限られるアイテムや、流行のアイテムは、出品時に売れないと売れ残り続ける恐れもあります。

トラブルのリスクがある

フリマアプリはサポート体制が整っているとはいえ、トラブルが発生しないわけではありません。

例えば商品のすり替えです。

商品を発送後に、何かしらのクレームをつけてきて返品となり、送ったものとは違うものを詰めて返品されるというもの。ブランド品なら、本物を送ったのに、偽物を送り返される問題が発生したこともあります。

このようなトラブルは防ぎようがないので、心配ならフリマアプリではなく買取を利用しましょう。

フリマアプリを利用する際の注意点

ここからは、フリマアプリを利用する前に押さえておきたい注意点を3つ紹介します。

安全に利用できるよう、チェックしておきましょう。

出品が禁止されている品目がある

フリマアプリには、出品が禁止されているものもあります。

例えば、偽物のブランド品や現金・金券、生き物などです。

各アプリで出品できるアイテムが決められているので、利用前に確認しましょう。

二重出品が禁止されている

複数のフリマアプリに出品し先に購入された方で販売する、という方法を考える人もいると思います。

しかし、同じアイテムを同じタイミングで複数のフリマアプリに出品する二重出品は禁止です。万が一、複数のフリマアプリに同じアイテムを出品し、同時に購入されてしまうと対処できなくなってしまうためです。

フリマアプリを利用する際は、必ず1つのアイテムは1つのフリマアプリで出品してください。

送料を加味した金額設定が必要になる

フリマアプリで出品する際は、金額設定が肝になります。高く設定しすぎると売れませんし、安く設定しすぎると損をしてしまいます。

また、金額を設定する際は、手数料や送料を加味しなければなりません。

サイズが大きいアイテムを売ると、送料が数千円かかってしまうこともあるので、別の方法で売却した方がお得な可能性があります。

フリマアプリでは売ってはいけないものがある

フリマアプリには取引が禁止されているアイテムがあります。

・偽ブランド品

・個人で輸入した海外化粧品

・現金や金券

・生き物

・アダルト系

上記のものはフリマアプリで出品が禁止されているアイテムの一部です。

ものによっては法律違反になってしまうため、販売したいアイテムを出品してもいいのかどうかは、各フリマアプリで確認しましょう。

金券などを売りたい場合は、買取業者を利用するのがおすすめです。

送料が高いことがある

禁止事項ではありませんが、出品前に大まかな送料は把握しておくのがおすすめ。

理由は、大型家電や家具などは送料が高くなり、販売価格を上回ることもあるからです。

送料が高くなってしまうアイテムは、無料で買取してもらえる業者に依頼したほうが手元に残るお金が多くなる可能性があります。

フリマアプリはさまざまあり、特徴や手数料が変わります。自分に合うアプリを見つけて、不要品をお得に手放しましょう。

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